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山田 敦士教授が北海道民族学会より学会賞(特別賞)を受賞しました

山田 敦士教授の「中国雲南省のワ語を中心とするタイ文化圏の言語と民族文化の一連の調査研究」に対し、北海道民族学会より学会賞(特別賞)が授与されました。

【受賞報告】
 このたび、「中国雲南省のワ語を中心とするタイ文化圏の言語と民族文化の一連の調査研究」に対し、北海道民族学会より学会賞(特別賞)をいただきました。私の専門は言語学。これまで20年にわたり、中国西南部から北タイにかけて広がる、タイ系民族を中心とした「タイ文化圏」にて、国家の周縁部に暮らす人びとの生活、言語文化をフィールド調査してきました。このたびの受賞は、その一連の研究が評価されたということで、大変にうれしく思っています。調査研究にご理解・ご支援をいただいた日本医療大学、同僚の先生方、事務局の皆さまに、この場を借りてお礼を申し上げます。
 国連はSDGsと略される「持続可能な開発目標」を掲げています。それを推進する大きなカギの一つに、多様性(ダイバーシティ)があります。他者には自らと異なる生活や文化があることを理解し、その背景にある価値観や精神性を重んずる、これは今日を生きる私たちが大切にすべき姿勢です。もちろん、医療を志す者にとっては不可欠な資質といえるでしょう。私はこれまでの自身の経験を教育に還元し、人びとの多様な生き方を尊重できる学生を育てていきたいと思っています。

保健医療学部教授/留学生別科別科長

山田 敦士


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