理事長挨拶
アクセスと教育の質が向上した日本医療大学で人の心の痛みも理解できる医療人を目指してほしい
2021年4月、日本医療大学は札幌市豊平区月寒東に移転します。月寒本キャンパスはこれまで通学に不便さを感じていた学生の声を最優先に考え、アクセスの良さを実現します。最寄りの地下鉄駅から札幌の中心部にある大通駅まで約10分、2路線・3つの駅から徒歩圏内で通える大学となり、多くの学生に喜んで通ってもらえることと期待しています。
大学として最も注力したのは学修環境の向上であり、なかでもチーム医療の教育は医療・福祉を学ぶ上で必須の要素です。月寒本キャンパスには、つしま医療福祉グループの「日本医療大学病院」と「介護老人保健施設 日本医療大学リハビリ」を併設し、より実践的な教育現場を整備しました。同一敷地内に大学病院と介護老人保健施設を持つ大学は北海道では本学だけです。グループの連携を強固にこれまで以上に質の高い教育を実践し、一人ひとりの成長をしっかりと支えていきます。
また、本学ではキャンパス移転に合わせて新学部・新学科の設置も認可申請しています。月寒本キャンパスの保健医療学部には、国家資格が必要な臨床工学技士を養成する臨床工学科(仮称)※、また、同じく国家資格が必要な臨床検査技師を養成する臨床検査学科(仮称)※を新設予定です。5学科体制でより高度なチーム医療を実践していきます。また、医療・福祉の現場では近年、診療報酬や介護報酬が抑制され、専門的な知識をもって効率的な経営をマネジメントできる人材が求められています。そのため、真栄キャンパスでは、病院と介護施設の経営を担う人材を養成する医療福祉学部 医療福祉マネジメント学科(仮称)※を北海道で初めて新設予定です。
知識や技術の修得、国家試験での合格を支えていくのは、大学として当たり前のことです。私が望むのは、それ以上に人の心の痛みを理解できる医療人を育てることです。どんなに医療が進歩しても救えない命があり、認知症の高齢者の中には自分自身と格闘している人がいます。医療や福祉の現場には、知識や技術だけで解決しないことが多々あるのです。ぜひ本学で、地域の人たちが利用する医療機関を近くに感じながら、人の心の痛みが理解できる医療人を志してほしいと願っています。
※設置計画は現在認可申請中。設置計画は予定であり、変更となる場合があります。
