国際交流
留学生別科長
平野 啓介

恵庭市恵み野キャンパスには、留学生別科があります。本学に留学生として入学を希望する方のために、その準備教育として、日本語、日本事情・日本文化及びその他必要な科目を教育することを目的としています。
将来、高等教育のグローバル化が一層進むでしょう。留学生別科で専門職教育を受けたいと希望する留学生との交流は、諸外国との開かれた関係構築や異文化の理解等、在学生にとっても有意義なものになると考えます。それだけに留学生別科の存在は大きいのです。
日本の大学で、高等教育を受けたいと希望する方が近年増加しております。日本語を学び、日本で経験した仕事を、将来のキャリアアップにつなげていきたいという留学生のために、経験豊富な教員がサポートします。
世界の医療と福祉の現場にふれる
ネパール
開発途上国の医療の現状を見学
保健医療学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻
講師 松崎 由里子
2019年、本学の「CBRサークル」※が、開発途上国であるネパールへのスタディツアーを主催しました。同サークルは、これまでにも札幌市のNPO団体が主催するスタディツアーに参加してきた経験を持ち、今回は渡航前にネパールの現状や簡単なネパール語を学んだり、ネパール料理を食べに行ったり、入念に準備。現地では日本で使われなくなった車いすを届け、自立生活センターや病院、リハビリテーションセンターなどを見学しました。ネパールの生活は日本と比べると貧しく、インフラも十分ではありませんが、現地の医療現場を自分の目で見た経験や、そこに暮らす人たちの幸せに溢れている姿に、参加した学生が「これからの生活や学修に生かしていきたい」と刺激を受けて帰国しました。
※CBRとは、Community Based Rehabilitation(地域に根ざしたリハビリテーション)の略。国際協力や国際交流に興味のある学生が集うサークルで、札幌市の国際協力フェスタにボランティア参加するなど、さまざまな国際協力活動を行っています。
デンマーク

ノーフュンス・ホイスコーレ校舎
世界で最も幸福な国とされる北欧・デンマークの「日欧文化交流学院(現ノーフュンス・ホイスコーレ)」は本学と30年以上の関係があります。国際交流の中で世界で最も手厚いとされる福祉・介護サービスシステムと同国発の「ノーマライゼーション」の思想を体験しながら学ぶことができます。