臨床工学科の概要

臨床工学とは
現代の高度医療における
医療の質と安全を守るための
重要な学問です

保健医療学部修業年限4年定員20人

現代の高度医療では、人工呼吸器やECMO(エクモ)などの生命維持管理装置の進歩により救命率が飛躍的に向上しています。また、カテーテル治療や内視鏡手術など低侵襲治療の革新で、より安全に質の高い医療を提供できるようになりました。このような環境の中で、医療機器の操作や管理を担う臨床工学技士は高度医療を支える重要な仕事となります。また、医療機器の進歩に応じて臨床工学技士に求められる知識や技術も変化しています。
本学では、医療機器を正確かつ安全に操作・管理できる最新の知識と即戦力の技術を習得し、高度医療の質と安全を守ることができる人材の養成を目指します。

臨床工学科では、1年次に科学的思考の基盤を形成するための基礎科目のほか、医療人に必要な人間性やコミュニケーション能力を醸成するさまざまな教養科目を配置しています。2年次は資格試験に備えるための医療機器に関連した基礎となる科目を配置し、3年次に行う実践的な知識・技術を修得するための専門科目に繋がる流れとしています。4年次前期は臨床実習を中心とした専門科目を主体に配置し、後期は国家試験のために特化したカリキュラム構成としています。

男女比(2026年5月1日現在)

取得可能な資格

  • 臨床工学技士国家試験受験資格
  • 第1種ME技術実力検定試験
  • 第2種ME技術実力検定試験
  • 医療機器情報コミュニケータ(MDIC)検定試験
  • 心電図検定
  • 医療情報技師能力検定

卒業後の学位

  • 学士(臨床工学)

在学生の主な出身高校

3つのポリシー

教育目的

本学の建学の精神である「共生社会の実現」を目指し、社会に貢献する臨床工学専門職業人の育成を目的とする。


教育目標-養成する人材像

臨床工学科の教育目的を達成するための教育目標(養成する人材像)は、以下のとおりである。

  1. 生命の尊厳や人権を守り、人々の多様な価値観や意思を尊重できる人材の育成
  2. 全人的理解を基盤とした援助的人間関係を形成できる人材の育成
  3. 臨床工学に関する専門的知識と技術を修得し、生命維持管理装置の運用管理の実践ができる人材の育成
  4. 生命維持管理装置の運用管理専門職としての倫理的な態度を身につけ、研鑽し続けることができる人材の育成
  5. 保健医療福祉チームの一員として他職種と連携・協働できる人材の育成
  6. 科学的思考と問題解決能力、主体的学修能力で自己成長できる人材の育成

アドミッション・ポリシー(入学者受け入れ方針)

養成する人材像やディプロマ・ポリシーの修得を目指し、カリキュラム・ポリシーに定める教育を受けるための条件として、臨床工学科のアドミッション・ポリシーでは以下の人材を求める。

  1. 臨床工学を学ぶために必要な基礎学力を持ち、臨床工学の学修に意欲と熱意を持つ人
  2. 適切な対人関係能力の発展に必要な基礎的コミュニケーション能力を有する人
  3. 知的好奇心を持ち、探究心と創造力で自ら学ぶ意欲を持つ人
  4. 基本的生活態度が身についており、心身の健康に気を配ることができる人
  5. 思いやりの心を持ち、人の生命を尊ぶ心を持つ人
  6. 自己の強みや弱みを客観視でき、成長に向けて努力できる人

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施方針)

臨床工学科のディプロマ・ポリシーを具現化するために、講義、演習、実習等を組み合わせて科目に適した形態の授業を編成する。

  1. 人権や多様な個性を尊重し、倫理的態度を持って、共生社会の実現に寄与する能力を育成するために、基礎教育科目を配置する
  2. 保健医療福祉に携わる一員として他職種と連携・協働し、社会に貢献できる人材を育成するため、保健医療福祉について学ぶ専門基礎教育科目を配置する
  3. 科学的根拠に基づいた生命維持管理装置の運用管理の実践に必要な基礎的知識を修得するため、「人体の構造と機能」、「臨床工学に必要な医学的基礎」、「臨床工学に必要な理工学的基礎」、「臨床工学に必要な医療情報技術とシステム工学の基礎」について学ぶ専門基礎教育科目を配置する
  4. 高度で専門的な生命維持管理装置の運用管理を実践する能力と向上させる能力を育成するため、「医用生体工学」、「医用機器学及び臨床支援技術」、「生体機能代行技術学」、「医療安全管理学」、「関連臨床医学」、「臨床実習」を学ぶ専門教育科目を配置する
  5. 将来の臨床工学専門職業人としての自覚を持ち、豊かな人間性と社会性を養うため、担任制度等による個別・少人数指導を重視した教育を行う

ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与方針)

本学の建学の精神、基本理念、教育理念に基づき、臨床工学科における卒業時の到達目標であるディプロマ・ポリシーは、以下の能力を獲得することとする。

  1. 人権や多様な個性を尊重し、倫理的態度を持って共生社会の実現に寄与する能力
  2. 臨床工学に関する高い専門性と豊かな人間性を発揮して地域社会に貢献し、生命維持管理装置の運用管理の向上に寄与する能力
  3. 対象者のために、保健医療福祉に関わる人々と有機的に連携・協働する能力
  4. 科学的根拠に基づき、良質な生命維持管理装置の運用管理を提供する能力
  5. 論理的思考をもって主体的に学修し、臨床工学を発展させる能力
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