リハビリテーション学科 作業療法学専攻の概要

人の身体と心を理解し、
自立した生活を支える

保健医療学部修業年限4年定員40人

作業療法士の使命は、疾病や障がいのある方たちが、地域や家庭でそれぞれの役割を果たせる生活に少しでも早く戻っていただくことです。生活することは、身体活動だけではなく、心理面や、社会的能力の回復も重要です。したがって、幅広い知性と豊かな感性を育む教育が必要となります。
本専攻では、多分野で豊富な臨床経験をもつ専任教員が、最新の知識と技術をリアルタイムに学生に伝え、社会のニーズに応える人材を養います。

心と身体の仕組み、病気、障がいの理解を深め、作業療法の専門知識と技術を身につけながら、共生社会を実現する素養を培っていきます。

作業療法学専攻では、1年次に医学の基礎である解剖学、生理学を学びます。同時に作業療法の基礎(作業療法概論)と障がい当事者の体験談に触れる機会があります。2年次では、疾病や障がいの理解と作業療法の評価技術(身体、精神)を修得します。また2週間の臨床実習で学内学修の確認をします。3年次は、身体、精神、発達、高齢期という障がいの4領域を学修し、4週間の臨床実習で治療介入の計画を学びます。4年次は、実際に患者さんへの治療介入を実習(8週間×2)で行います。同時に、卒業論文、国家試験対策、就職活動を行います。

男女比

取得可能な資格

  • 作業療法士国家試験受験資格

卒業後の学位

  • 学士 (大学卒業学位 リハビリテーション学)

在学生の主な出身高校

専攻の特長

3つのポリシー

リハビリテーション学科は、建学の精神と基本理念を理解し、教育理念を実践する意欲のある人材を求める。

アドミッション・ポリシー(入学者受け入れ方針)

  1. 理学療法士・作業療法士を志している人
  2. 理学療法学・作業療法学を学ぶために必要な基礎学力のある人
  3. 基礎的コミュニケーション能力を有している人
  4. 他者を思いやる心がある人
  5. 何事にも根気強く臨み、責任を持って最後までやりとげる人
  6. 基本的生活態度が身についており、心身の健康に気を配れる人
  7. 人の生活を専門的な視点から支援し、社会に貢献したいと思っている人

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施方針)

リハビリテーション学科のディプロマ・ポリシーに基づき、科学的思考をもって主体的に学修する能力を養うため、講義、演習、ゼミナール等の組み合わせを用い、科目に適した形態の授業を編成する。

  1. 人権や多様な個性を尊重し、共生社会の実現に寄与する資質を育成するために、基礎教育科目を配置する
  2. 保健医療福祉に携わる一員として他職種と連携・協働できる能力を育成するために、「保健医療福祉とリハビリテーションの理念」について学ぶ専門基礎科目を配置する
  3. 科学的根拠に基づいた理学療法・作業療法の実践に必要な基礎的知識を修得するため、「人体の構造と機能および心身の発達」、「疾病と障害の成り立ち及び回復過程の促進」について学ぶ専門基礎科目を配置する
  4. 対象者の主体的な生活を支援することを目的とした、高度で専門的な作業療法の実践能力育成のため、作業療法評価法および治療法について学ぶ専門教育科目を配置する
  5. 豊かな人間性と社会性を養うため、担任制度等による個別・少人数指導を重視した教育を行う

ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与方針)

リハビリテーション学科は、本学の建学の精神、基本理念、教育理念に基づき、在学中に下記の資質や能力を培った者に卒業を認め、学士の称号を与える。

  1. 人権や多様な個性を尊重し、共生社会の実現に寄与する資質
  2. 高い専門性と豊かな人間性を発揮して地域社会に貢献し、保健医療福祉の向上に寄与できる能力
  3. 対象者のために、保健医療福祉に関わる人々と有機的な連携・協働ができる能力
  4. 対象者の主体的な生活を支援するために、科学的根拠に基づき、効果的で安全な作業療法を提供できる能力
  5. 科学的思考をもって主体的に学修し、理学療法学・作業療法学を発展させる能力
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