大学院 保健医療学研究科 保健医療学専攻 教員一覧

特別研究担当教員

高齢者療養支援領域

高齢者看護支援学


教授 小野 幸子

高度高齢者看護の実践者として、「高齢者看護支援学持論と演習」の学修を知識基盤に、高齢者看護(学)の質向上に資する研究に取り組みます。指導可能な主な研究課題は、「老性変化と様々な健康障害により生活機能の低下・障害をきたし、様々な場で療養生活している高齢者とその家族への看護」「認知症高齢者とその家族への支援」「高齢者の看取りを含むエンド・ライフ・ケア」「高齢者の発達課題達成への看護方法」「高齢者看護における倫理的問題・課題と取り組み」「基礎教育課程や継続・卒後教育における老年看護学教育」などです。


教授 溝部 佳代

生体反応を指標とした準実験研究・介入評価や、患者・家族および看護師の経験や認識を明らかにする心理学的アプローチにより、急性期看護(周術期、救急、重症集中ケア)を探求しています。

1.   手術を受ける患者の体温管理を目指した加温・保温用具の開発

2.   意識下手術(局所麻酔手術)中の音環境とストレスマネジメントに関する研究

3.   手術室・病棟・外来における周術期管理および看護ケアに関する研究


高齢者生活機能支援学


教授 佐藤 秀紀

生活習慣病対策など健康の維持増進に加え、高齢者の健康づくりの特色としては、身体虚弱、転倒、身体機能低下など老年症候群に対応するための介護予防への取組が必要になっています。予防のためのリハビリテーションのあり方をテーマとし、具体的には、高齢者の介護予防・転倒予防に関する介入研究、高齢者の健康づくりの効果的方法、健康関連体力の評価法の開発などについて研究を行います。


診断技術領域

病態情報医科学


教授 浅沼 広子

ホルモン需要体陽性乳がんの免疫組織学的解析による免疫病理形質の分析

エストロゲン受容体陽性乳がんは、従来の治療法では約40%の症例で転移・再発するため、新たな治療法の開発が必要不可欠です。本研究では、新技術を用いた病理組織学的解析により、乳がん組織の腫傷微小環境を解析し、免疫逃避形質と免疫チェックポイント阻害剤抵抗性の原因を解明することを目的とします。

本研究成果は、乳がんの約7割を占めるER陽性乳がんに対する新規治療法を提供することに貢献すると期待されます。


教授 梅森 祥央

1.「メタボリックシンドロームの指標としてのPKCζに関する研究」

PKCζのmRNAおよび蛋白の発現量やPKCζに対する自己抗体の検出系を構築し、肥満や2型糖尿病との関係を調べPKCζがメタボリックシンドロームの指標になるか否かを完投します。

2.「質量分析法による認知症の血液バイオマーカーに関する研究」

質量分析法による血液中Αβ検出法を確立し、測定法の性能評価やバイオマーカー能力の検証を行います。


准教授 岡田 一範

以下に例示するように、超音波検査や生体機能検査に関する研究を実施する予定です。ただし、個々の研究テーマについては事前に相談の上、検討していきたいと考えています。

例①「左室や左房の心筋機能評価に基づく心不全や不整脈の発症リスク層別化」

例②「横隔膜超音波法による呼吸筋力評価法に関する研究」

例③「下肢拳上負荷前後の心血管機能の変化に関する研究」


生命情報医科学


教授 品川 雅明

分子生物学としてロング・ショートリードの次世代シークエンサーをはじめとした各種遺伝子解析法や質量分析装置をはじめとした蛋白質解析法を応用し、微生物分野におけるさまざまな研究を行います。

1.   菌種同定が困難な細菌において全ゲノム解析によるANIおよびDDH解析による菌種同定

2.   薬剤耐性菌において関連する薬剤耐性遺伝子に解析

3.   分子疫学解析により市中で流行している微生物を特定しその病原遺伝子の解析

4.   質量分析装置を用いた新たな薬剤耐性因子検出法の開発


教授 瀧本 将人

LRRFIP1/GCF2は、増殖因子受容体EGFR遺伝子の転写抑制因子として発見されました。LRRFIP1/GCF2が転写因子としてどのような遺伝子の発現を制御しているか、また、それらの遺伝子がどのような機能を持つ蛋白質をコードしているかをデータベース検索などにより明らかにします。また、がん遺伝子は細胞増殖に重要な役割を担っており、その変異によってがんが生じます。がん遺伝子が1,2個のみ変異した細胞は、いわば前癌状態であるといえますが、この時期の細胞を遺伝子組換え技術を用いて死滅させることによるがんの遺伝子工学的予防法を開発します。

磁気共鳴医工学


教授 竹内 文也

MRIを中心とした高度生体計測システムやその科学的応用に関する知見とその臨床応用に関する知見に基づき、地域医療サービスの一つとしてシステムを運用するための課題などを見出して、その解決方法の提案とシミュレーションによる効果の検証を行います。例えば、従来のMRIでは不可視な病変を、MRI情報と電気生理学的情報とを融合することで可視化を試みます。また、MRIが不可視となる原因の検討から、新たなMRI解析手法の解決を試みます。


教授 原田 邦明

頭部領域の1.5T-MRIにおける新撮像シーケンスおよび画像解析方法の開発

1.   定量的磁化率マッピング(Quantitative Susceptibility Mapping:QSM)の臨床応用

2.   ASL(Arterial Spin Labeling)による脳血流量(CBF)の解析方法の開発および臨床評価

3.   機械学習を応用した画像ノイズ低減(AI-Denoise)について、画像評価およびアルゴリズム改善


教授 福山 篤司

主に磁気共鳴装置(Magnetic Resonance:MR装置)を用いた研究を行っています。

1.   血管内の血液の流れを可視化し、血管性病変にどのような影響を及ぼすかを研究します。

2.   3Dプリンタで作製した流体ファントムに拍動流ポンプを用いて疑似血液を流し、3D cine phase Contrast MR(4D flow MR)撮像をすること

   で、血流動態解析の基礎的検討を行います。


特別研究持論・演習担当教員

教授 進藤 ゆかり

高齢者療養支援領域 高齢者看護支援学持論・演習


准教授 矢口 智恵

高齢者療養支援領域 高齢者生活機能支援学持論・演習


教授 望月 真希

診断技術領域 生命情報医科学持論・演習

その他関連領域教員

教授  島本 和明


教授  山崎 公美子


教授  千原 伸也


教授  志渡 晃一


教授  松本 真由美


教授  樋口 健太


教授  森口 眞衣


准教授 向井 康詞


助教  小林 英司


非常勤 大西 浩文 ( 札幌医科大学教授 )

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